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右近と定家と紫式部はすげえという話

「忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな」 右近

現代語訳: 忘れ去られる私の身は何とも思わない。けれど、いつまでも愛  すると神に誓ったあの人が、(神罰が下って)命を落とすことに  なるのが惜しまれてならないのです。

という百人一首の短歌のひとつがあるんだが、私が読んだ解説マンガでは「私はいいんです…ただあなたの事が心配なんです」みたいな感じの一途な女性に描かれてたんだわ。
でも今になって、これすっげー皮肉って言うか嫌味だよな。
遠回しに「一回酷い目に遭え。この野郎。氏ね」って言ってるよなと気がついた。

というか、どっちにもとれるっていうか妄想できるんだよね。
たぶん選者の定家さんの事だから「氏ね、この野郎」のほうでとったんだろうけど、どっちにもとれるとか読み手で解釈が変わる点も評価したのかもしれない。
実際に経験のない男子が初見で「なんて一途でいい娘なんだろう」って思う可能性はあって、そのうち成長して女の本音に気付くって事が実際にあったんじゃないかなと思う。
ひでえw 嫌味の時限爆弾じゃねーか。

というか後生の女子に「これって絶対こういう意味だよねーw」ってな感じで今みたいに語らせる事が出来るのがこの和歌のパワーなんでしょうね。
これを選んだ選者の定家さんはやはりイケメンと言わざるをえません。
女の心の機微というか情念がわかるいい男でいらっしゃると思います。


で、その流れでりえさんに教えて貰ったんだけど、

源氏物語は一言で言うと「どんな女抱いても心なんて癒されねえし、変わりたいと思うなら恋とか人に頼るなよこのヤリチン」って話なんですが、そのヤリチンの正妻に一番近かった紫の上という人が、源氏にマジギレしたときの表現がすごいの。「紫の上は笑った」だけらしいんだよね。

という事らしいんですわ。
源氏物語は当時の宮廷の性生活を描いた日本最古と言われる小説ですが、日本最古にして行間を読ませる紫式部さん、あんた何者だよ。

一気に源氏物語が読みたくなりました。

右近と定家と紫式部はすげえという話でした。
生き残ってる古典にはやはりそれなりの理由があるのですね。
  1. 2013/08/12(月) 01:44:48|
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